ハイハイって…大事?
こんにちは!
理学療法士、保育士のゴンです!
今回は、ハイハイの大切さやその要素を考えていきたいと思います。
ただ何となく「ハイハイって大事らしいよ」
というより、
「ハイハイするとこんないいこともあるらしいよ!」
の方がいいですよね。
親戚や知り合いのお子さんに会った時など、豆知識として教えて広めて頂けたら嬉しいです。
ハイハイってどんなの?
大体分かりますよね…?笑
一応確認です!
ハイハイ前後の発達については過去記事も参考にされてみて下さいね。
ハイハイは、ずり這いが上手になってきた生後8−10ヵ月ごろ始まる運動です。
手のひらと足(膝から下)が床についた姿勢、四つん這いの姿勢で行われます。
正座のようにふくらはぎとお尻がくっつくことはなく、お尻が高い位置にあり、胴体が床とほぼ平行になっている ことが多いです。
右手と左足、左手と右足…と前に動かして移動します。
し始めた頃は手足の出し方がバラバラですが、段々と規則的な動きになり効率が上がっていきます。
ずり這いとの大きな違いは、お腹が床から離れていることです。
ずり這いの時はお腹にかかっていた体重も、手と足で支えなくてはいけないので大変です。
でも、その分床との摩擦が減るので移動しやすくはなります。
あとは、ずり這いよりも目線の位置が高くなります。
目線の位置も重要で、知的発達との関連性も高いと思います。
自分で移動できることで色んなものを自分の意志で見に行けるようになり、興味関心の広がりが期待されるんです。
なんで大事なの?
ハイハイが大事な理由は3つあります。
①体幹が鍛えられるから
②交互運動の練習になるから
③手の平を広げる練習
①体幹が鍛えられるから
ハイハイの姿勢、四つん這いって、体幹トレーニングの時にとったりしますよね。
四つん這いで体幹を真っ直ぐにするのって結構大変なんですよね。
低負荷なので大人だと簡単ですが、赤ちゃんには大変です。
なので、腰が反った姿勢でハイハイしている赤ちゃん多いんです。
慣れてくると段々と背中が真っ直ぐになってきます。
四つん這いの姿勢で背中を丸めたり、腰を反ったりしてみて下さい。
意外と腹筋使いますよ。
あと、ハイハイで移動すると体幹がひねられます。
そのため、腹筋や背筋を使ういい練習になります。
体幹を縦に曲げ伸ばしだけでなく、ひねる動きもあるので、のちの歩行の練習にもなっています。
歩く時って、右手と同時に左足を出すので体幹が捻られますよね。この練習になるわけです。
②交互運動の練習になるから
まず、交互運動というのは、
左右交互に体を動かすこと
と言えます。
ハイハイでも手足とも、右⇄左と動かしますよね。
これ、何かと似ていませんか?
そう。先ほどもでた“歩行”です。
歩く時も手を交互に振り、足を交互に出しますよね。
ハイハイで交互運動が上手になっていると、歩く時もスムーズに手足を動かせると言われています。
③手の平を広げる練習
普通に遊んでいると手の平を開くってこと、あまりないんですよね。
手の平を床につき、体重をかけて広げる。
意外と貴重な機会かもしれません。
ハイハイをしていると、時には手の指で踏ん張ることもあります。
そんなことをしながら、手の使い方も学んでいくんですね。
手でも体重を支えることで座れるようになったり、つかまり立ちができるようになったりなど、他の姿勢や運動にも活かされていきます。
まとめ
ハイハイについてさらっとまとめました。
全ての運動が大切ですが、中でも要素の多いハイハイをピックアップしてみました。
子どもが「ハイハイしてあそこまで行きたい!」と思うような環境を作ってあげられたら素敵ですね。
今回はこの辺で!また!