子育て!PT・STのブログ

発達に悩みがあるお子さん、その親御さんに向けたブログです。医療、保育の専門職としての視点から書いています!

【保育園・幼稚園】どっちがオススメ?

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保育園って0歳でも入れるんだよね?

 

幼稚園に行って勉強した方が賢くなれるのかな?

 

・・・なんて疑問をお持ちの皆様、こんにちは!

 

理学療法士、保育士のゴンです!

 

 

もうすぐ春!ということで、今回は保育園と幼稚園の違いについてです!

 

結論から言えば、どちらがオススメということはないのですが、それぞれの特徴を押さえて通い先を決められるといいですよね!

 

それでは早速比べていきましょう!!

 

 

 

 

保育園・幼稚園の違い

 

概要

<保育園>

仕事や病気などの事情により、保護者が十分な保育ができない子どもを預かるのが保育園です。

児童福祉法に基づく、厚生労働省管轄の施設です。

 

認可保育園では、世帯収入に応じて保育料が変わるという特徴があります。

0〜2歳では月額0〜7万円程度となっており、3歳以降は無償化の対象のため0円です。

 

 

<幼稚園>

子どもに教育をする目的の施設が幼稚園です。

学校教育法に規定される、文部科学省管轄の施設となります。

 

毎月の利用料は無償化の対象ですが、月額2万5700円が上限となります。

 

なお、私立幼稚園は公立の2.4倍の費用がかかるとされています。

 

 

<その他>

保育園、幼稚園とも、その他の経費がかかることが多いので、個別にご確認くださいね。

 

保育園に通うお子さんの割合は、0歳では12%、1歳では32%、2歳では38%となっています。

 

幼稚園に通える3歳になると保育園45%/幼稚園42%と上がっていき、5歳では保育園44%/幼稚園54%と割合は逆転します。

 

小学校入学の直前にはほとんどのお子さんがどちらかの園に通っているということになりますね。

 

 

 

 

対象年齢

<保育園>

0歳〜小学校入学

 

<幼稚園>

3歳〜小学校入学

 

<ちなみに話>

保育園は生後57日から預けられることになっています。

 

ですが、生後2、3カ月のお子さんが入園するケースは少ないと思います。

 

ゴンが関わった最年少は生後5カ月のお子さんで、首が完全には座っていませんでした(*_*)

 

お住まいの市区町村や園によって対象年齢(生後何カ月から入れるか)は異なりますので、確認していただけたらと思います!

 

 

 

 

保育時間

<保育園>

保育標準時間=最長12時間(延長保育も利用した場合) 保育短時間=最長8時間

 

<幼稚園>

標準4時間

 

<ちなみに話>

ゴンが働いていた認可保育園は7:15に開園し、18:15〜19:15が延長保育なので19:15にはみんな帰りました。

 

一番長い子で7:15〜18:00、11時間近く園にいる子がいましたね。

 

 

 

開所日

<保育園>

月〜土曜日(年末年始、祝日、日曜は閉所)

 

<幼稚園>

月〜金曜日(園によっては土曜日保育あり、年末年始、祝日、日曜は閉所、夏休み:7/20〜8/31頃、冬休み:12/20〜1/6頃、春休み:3/21〜4/6頃)

 

<ちなみに話>

認可保育園は土曜保育がありますが、幼稚園は園によって違うようです。

保育園、幼稚園ともに、条件を満たせば土曜保育に申し込める場合があります。

 

また、1番の違いは長期休みです。

幼稚園では、小学校より数日多いくらいの夏・冬・春休みが設定されています。

夏休み中には“夏季保育”があり、数回登園する日があることが多いみたいですね。

 

 

 

 

保育内容

<保育園>

厚生労働省から出されている「保育所保育指針」が“保育”の基本的な考え方とされています。

 

よく『5領域』と言われる「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」に加え、『幼児期の終わりまでに育ってほしい姿』として以下の10の姿が示されています。

 

『10の姿』

健康な心と身体

自立心

協同性

道徳心・規律意識の芽生え

社会生活との関わり

思考力の芽生え

自然との関わり・生命尊重

数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚

言葉による伝え合い

豊かな感性と表現

 

ものすごく簡潔に言うと、『養護(生命の維持、情緒の安定)』をベースに心身の健全な発達を促す、というふうに読み取れます。

 

また、上記の10の姿は幼稚園などとも共通化され、保育園は幼稚園と同水準の教育の場であることが示されました。

 

 

<幼稚園>

文部科学省が出している『幼稚園教育要領』が幼稚園教育の基本的な考え方を示しています。

 

保育所保育指針の『5領域』と『幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)』は共通の内容となっています。

 

教育の改善・充実の好循環を生み出す『カリキュラム・マネジメント』の実現を目指すため、以下の6つのポイントが示されています。

 

1「何ができるようになるか」(育成を目指す資質・能力)

2「何を学ぶか」(教科等を学ぶ意義と、教科等間・学校段階間のつながりを踏まえた教育課程の編成)

3「どのように学ぶか」(各教科等の指導計画の作成と実施、学習・指導の改善・充実)

4「子供一人一人の発達をどのように支援するか」(子供の発達を踏まえた指導)

5「何が身に付いたか」(学習評価の充実)

6「実施するために何が必要か」(学習指導要領等の理念を実現するために必要な方策)

 

 

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その他

<給食>

保育園では義務とされている給食ですが、幼稚園ではあるところとないところがあります。

 

給食がないということは、お弁当を持っていくということになりますね。

 

<送迎>

保育園は一部の私立などを除き基本的に送迎などはありません。

 

一方、幼稚園では送迎バスがあることも。

雨の日なんかは特に助かりますね。

 

また、都内では多いかもしれませんが、車通園が禁止されていることもあります。

事前によく確認して、無理なく通園できる園を選びましょう。

 

 

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

0歳から入れる保育園は保育時間も長く助かりますが、保護者が仕事をしていないと入園できない(しにくい)ケースもありますね。

 

幼稚園でもプレ保育で3歳のうちからちょこちょこ通う…なんてことも。

 

細かい話をすると延々続いてしまいそうですね(笑)

 

なお、今回は認可外保育園(認証保育園など含む)や認定こども園などについては触れていません。

 

認可外保育園は施設によって特徴が様々なのでとても追いきれないし(24時間保育があるところも…)、認定こども園も4タイプあるので、ニーズがあれば別のブログで紹介しようと思います!

 

 

今回挙げた費用や保育時間など、お住まいの市区町村や園によって違いがありますので、よくよくご確認くださいませ!

 

お子さんにとって最良の選択ができるように祈っています☺️

 

 

それでは、また!