子育て!PT・STのブログ

発達に悩みがあるお子さん、その親御さんに向けたブログです。医療、保育の専門職としての視点から書いています!

正常発達…?? 《0-1歳編》

こんにちは!

 

理学療法士、保育士のゴンです!

 

 

さて、今回は【正常発達】についてです。

 

定型発達とも言われますね。

 

「〇歳だったら、もう□□出来ちゃうでしょ。」

なんて会話、聞いたことありますよね。

 

個人差により数ヶ月前後することはありますが、半年、1年遅れているとなると「どうかな?」と気になります。

 

 

今回は、運動面での正常発達をお伝えしていこうと思います。

 

 

【0歳】

0歳は産まれた直後で目もよく見えない状態から、1人で立つところまで成長します。

 

押さえておきたいところをいくつか紹介します。

 

・首が座る(定頸):4ヶ月

まず最初は首が座ること、定頸(ていけい)です。

頸定(けいてい)とも言うようです。

 

生後4ヶ月以降の運動発達にも大変重要なものです。

 

定頸なくして、座る、立つといったことはほぼ考えられません。

 

首が座っているかは、『引き起こし反射』という検査で判断することが多いです。

 

 

・寝返り:6ヶ月

定頸の次は寝返りです。

 

手足を少し動かすのとは違い、はっきりと姿勢を変える大きな運動です。

最初の《移動》と言ってもいいかもしれません。

 

 

ずり這い:6ヶ月

うつぶせでの移動も始まります。

 

ずり這いとは、お腹が床に着いた姿勢で移動するものです。

ハイハイのお腹ついているver.とも言えます。

 

とはいえ、移動速度は遅く、効率の悪いところから始まります。

 

 

・ハイハイ:8ー10ヶ月

ここから本格的な移動が始まります。

 

手と足で体重を支え、体幹の筋肉もしっかり働いています。

 

体幹をすごく使うので、歩けるようになった時の安定性にも関わるのがハイハイです。

 

 

☆まとめ

0歳は、ゴローンと寝ているだけの状態から少しずつ動きが増え、移動が始まる年齢です。

すごい変化ですよね!

 

なので、生まれてから1歳になるまでで身長は20cm以上伸び、体重は3倍ほどになります。

 

神経的な発達とともに筋肉も増え、どんどん逞しくなっていくのが、0歳の1年間です!

 

 

【1歳】

歩けるようになり、活動範囲の広がる1歳。

 

色んな刺激を受け、言葉も出始める1歳の発達とは…?

 

 

1歳くらいからは個人差がかなり広がります。

なので、数ヶ月の遅れは多くの子で見られます。

 

 

・座る:1歳

椅子などに座れるようになります。

 

椅子に座れると、食事もしやすくなり、遊び方も増えるので子育ても楽になってきますね!

 

でも、まだ感覚が未熟なので、背もたれや肘置きのない椅子では落っこちやすいです。

 

椅子に座る場合は近くで見守ってあげましょう。

 

 

・立つ:1歳0ヶ月

ものにつかまって立ち上がり、そのまま立っていることが出来るようになります。

 

かまり立ちの状態から、伝い歩きも出来るようになっていきます。

 

 

・歩く:1歳3-6ヶ月

1人歩き、いわゆる独歩が始まります。

 

まだまだ転びやすく、数歩歩いて転び、また数歩歩いて転ぶを繰り返します。

 

 

歩き始めの時期は、手を高く上げて歩きます。

これをハイガードと言います。

 

ミドルガード、ローガードと手が下がってくると、歩行の安定性が上がってきたサインです。

 

☆まとめ

1歳では座る、立つ、歩くといった、基本的な姿勢・運動を獲得します。

 

とはいえ歩きは不安定なので、屋外で歩く時は十分に気をつけ、室内でも家具の角にクッションを付けるなどの配慮が必要かも知れません。

 

歩くのがどんどん上手になり見える世界が広がるので、言葉などの知的面もグングン伸びていきます。

 

赤ちゃんらしさは薄れ、頼もしくなっていく1歳の発達でした!

 

 

 

0-1歳は大きな運動だけでも色んなことを獲得します。

 

そのため長めの記事になったので、今回はここまでにします!

 

また、2歳以降も書きますのでお待ちください!

 

ご意見、ご質問お待ちしておりますので、ぜひお願いします!

 

ではまた(´∇`)