保護者支援 〈保育士の葛藤…?〉
こんにちは!
理学療法士、保育士のゴンです!
今回は、発達に問題があるお子さんの保護者支援についてです。
言葉が出るのが遅い、落ち着きがない、みんなと同じ遊びが出来ない…
保育園には様々なお子様がいらっしゃいます。
その支援に保育士は〈葛藤〉を覚えることがあります。
なぜか?
親と保育士の間に考え方、子どもの捉え方(見立て)にギャップがあるからです。
【親と保育士のギャップ…?】
子どもに健やかに育って欲しい、そういう思いは親御さんも保育士も変わりません。
子育てはご家庭でも保育園でも大変なものですよね。
保育園では子育てのプロである保育士さん達などが知恵を出し合い、工夫を重ねて保育しています。
それと同時に、子どもの状態を冷静に捉え、分析し、問題点への配慮を考えています。
これらのことを仕事にしている保育士の目は、親御さんよりも厳しいものかも知れません。
それは保育のプロとしての責任感の表れでもあります。
ギャップが生まれやすい要因としては他にも…
家では出来ることが園では難しい、その逆など、
〈子どもは環境に左右されやすい〉
ということもギャップを生む原因です。
家ではお母さんと2人でやるから出来ることも、保育園の集団の中では難しいこともあります。
逆に、家では親に甘えてしまって出来ないことが、園ではしっかり出来ることもしばしば。
こんな状況、環境の違いなどから、保護者と保育士で子どもの捉え方が変わりやすいと言えます。
【何が出来る?】
自治体によって異なりますが、行政に相談すると発達相談や、療育、(保育園)巡回サービス、(保育園での)加配の申請などが出来ることもあります。
ですが、これらには親御さんの働きかけが必要不可欠です。
親御さんが動かないとどれも始まりません。
なので、気になることがあれば園→市区町村の順で相談されてみると良いと思います。
相談してみたら杞憂だったとか、ちょっとした配慮で改善したということもあるでしょう。
それはそれでいいと思います。
親御さん、園に加えて、自治体の目も加われば、色んな角度からお子さんを見ることが出来ます。
相談出来る、頼れるところが多いのは悪いことじゃないですよね?
【さいごに】
園では、子どもと保育士の割合が決まっています。
0歳児:子ども3人に対して保育士1人
1~2歳児:子ども6人に対し保育士1人
3歳児:子ども20人に対し保育士1人
4歳児以上:子ども30人に対し保育士1人
※自治体によって異なることがあります。
どうしてもマンツーマンで関わる時間は少なくなってしまいます。
加配が付いてマンツーマンで関われば、身支度もちゃんと出来るし、得意分野も伸ばせるかも知れません。
その子にとって必要な環境で、成長を見守っていけるといいですね!
以上、保護者支援についてまとめてみました!
ご意見、ご質問お待ちしております。
では、また!