非認知能力…ってなんだ?!
こんにちは!
理学療法士、保育士のゴンです!
さて!
今回は【非認知能力】についてです。
皆さんは聞いたことありますか?
どんな能力なのか?非認知能力を育むと何がいいのか?
一緒に考えていきましょう!
まず、『非』認知能力なので、「認知能力」について説明します。
認知能力
認知能力とは、知能検査などで測れる能力と言えます。
国語や算数などは、点数で能力を測ることが出来ますね。
点数など、見える形で『認知』出来る能力なので『認知能力』と言われています。
非認知能力
「非認知能力」とは主に意欲、自信、忍耐、自立、自制、協調、共感などの私たちの心の部分での能力のことを言います。
未就学児(0-6歳)で育てるべき力と言われています。
非認知能力を育てるには?
自然物で遊ぼう!
非認知能力を育てる上で、自然物で遊ぶことが重要と言われています。
自然物とは、木の枝や石など、人の手が加わっていない物のことです。
例えば、
全く同じ形の木の枝はありませんよね。
そんな木の枝を上手いこと組み立ててタワーを作ったとします。
小さなコブを引っかけて、曲がっている部分を重ねて、太い方(重い方)が下に来るように…など、様々な要素を感じながら・考えながら組み立てていくでしょう。
もちろん、大人のように木の枝の要素を把握してバランスを取りながら組み立てることは難しいですが、トライアンドエラーを繰り返しながら形・重さ・バランスなどを学んでいきます。
このように不揃いな物を見て、触って、感じて(考えて)遊ぶことは非常に大切です。
人生の中でも綺麗に予定調和しないことの方が多いですよね。
不規則な事象を乗り越え、生きていくために必要な「問題解決能力」を伸ばすことにつながります。
一方、普通の玩具は綺麗に作られており、直線、曲線がはっきりしており、1個だけコブがついているなんてありません。
人工的な玩具よりも、自然物である木の枝や石などの方が要素が多く複雑で学びが多いと言えるかもしれません。
人との関わりが成長を促す!
大人との関わりもとっても大切ですが、特に4歳以降は連合遊びも始まっていくのでお友だちとの関わりも大事になってきます。
連合遊びとは、友達と関連しあって遊ぶ初期段階ということです。
連合遊びであるごっこ遊びやおままごとなどをし始めると、互いに役を決めあって遊んだりするので想像力や表現力が育まれます。
例えば、ブロックを果物に見立てて買い物ごっこをするとします。
「これ赤いからリンゴだね!」という子もいれば、
「こっちは黄色で長いからバナナ!」という子もいるでしょう。
「リンゴください」と青のブロックをお金に見立てて渡す子もいるかもしれません。
似たようなブロックを色々なものに見立てて遊ぶ中で想像力が育まれ、「リンゴは赤で丸いんだよ」などと説明する中で表現力も伸びていきます。
それに加え、お友だちと役を決めるときには交渉したり譲ったりなど、協調性やリーダーシップも必要になってきます。
また、買い物ごっこなどでお金のやり取りがあれば、お金自体や数字などへの興味も増すかもしれませんね。
やり取りの量が増えるので語彙が増えたりセリフを考えたりなど、言語面での成長も期待できます。
大人から見たら拙いやり取りでも、想像力や表現力、言葉や数字への興味など、子ども同士で多くのことを育んでいるんですね。
非認知能力が伸びると…?
特に就学前に非認知能力が育つと、その後の『認知能力』、学力も上がりやすいと言われています。
国語や算数などのテストの点数が上がりやすいということです。
不思議ですよね。
もちろん、就学前から塾に通えば学力を上げることも出来るでしょう。
でも、公園などで遊ぶことも、その後の学力向上に繋がるようです。
木登りや砂遊びなどから学ぶことも多いんですね。
前述の「問題解決能力」も学力に直結すると思われます。
学習していく上での困りごとを早く解決できれば、学習効率も上がりそうですね。
まとめ
いかがでしたしょうか?
子どもらしい遊びを尊重し、思い切り遊べるように促してあげるのが大切かもしれませんね。
大人が意図を持って“こういう遊びをさせよう”と思いすぎてしまうと、子どもの主体性や創造性は育ちにくくなる可能性があります。
外で自由に遊んだり、保育園や幼稚園などでお友だちと遊ぶ機会を作ったりなどが大切なのかなと感じます。
とっても大変ですが、どろんこ遊びなどにもチャレンジしてみてくださいね!
では、また!
【未経験&初心者OK】ハンドメイドチャンネル「ブログライター体験募集」